ほんの少し

父は1人暮らしで強がっていたものの淋しく過ごしていた

父の生活源は、年金だけだった

国鉄だったから、年金が2つあった

母が年金を少しもらいに行った時 兄の子供を連れて

行った

父は喜んだ表情をした と 母から聞いた

姪も、神のお金をもらったと 嬉しいそうに私に話した

お互いにいい日になったと思う

ほんの少しの再会であるにしても。

別々の道

別居し始めて まもなく

13年付き合っている彼女と結婚のため

出て行った

彼女とは、マンションを借りて住むことになる

父には、内緒で

父は、何処へでもお金を借りに行く

父が家族に起こした事を許せない兄は

絶対、結婚の事を言わないで欲しいと

伝えた

兄には2人の娘が出来た

もちろん父には言えない

兄と私は同じ会社で働いていた

父は私の仕事の事 母の仕事の事 犬のレオの事

兄のこと 心配していた

多分、さみしかったのだと思う

父とは、私と母は、少しずつ会うようになる

愛犬レオを連れて父の借家に行くことが増えた

私は父に兄の娘の写真を兄に内緒で

見せた

会わせたく私は なった

父の居ない生活

知り合いの人の力を借りて

引越ししたけど、何か父が可哀想な気がした

今頃一人でちゃんとしてるのか?

母は、父の事、怒ってるから気にしてない

兄も知らん顔してる

私だけ、罪悪感があった

しばらくして、父も引越したと噂を聞いた

やはり家賃が滞納したらしい

父は、駅近くの借家を借りた

その保証人になってくれと

私に頼んできた 父は、私の携帯番号を知っており

電話で必死に頼んできた

母と相談して、仕方なく、保証人になることに

なった

少しずつ母も許していたのかもしれない

離婚を何故しないのか?と昔聞いた事があった

母は、40年以上一緒にいて苦労させられたから

遺族年金狙ってる 父は、国鉄だった為、年金が

多くもらえていたからだった

父に内緒

知り合いの助けもあり

父に内緒で 別の家を借りることに

父がアルバイトに

行ってる間

引越しの準備をする

少しずつ荷物を出す

私の気持ちは 悲しかった

父が生活費を入れなかった

母は、腹を立て別居を決意した

兄は、母の涙を見てから

父を許せない

父に引越しの場所も話さないまま

引越しした

新しい家族

借りた家は、幽霊の通り道

だった

ラップ現象が続いた

人影を見る

父との会話が減る

家族バラバラ

新しい家族がやってきた

チワワとシーズのミックス

もらう

その犬はみんな好き

父も母も兄も私も

みんなに愛想を振りまく

みんな平等だ

レオナルドディカプリオから 名前を取る

レオがいるときだけ、父も笑顔

あとは、父を無視していた

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母が泣く

兄が父を殴った理由は

母の涙

浮気をし退職金を持って浮気相手の元へ

騙されて帰ってきた

家を売ったお金で

借金を返した

父の仕事は 昔で言う 国鉄

かなりの退職金だった 

 月8万の家賃も払える訳なく

滞納が始まる

家族って?

家族みんな 家が大好きだった

持ち家だもん 好きに決まってる

父が責められ、次選んだ家は

貸家だった

月8万もする

貸家 自分のものにはならない

貸家

多額の借金で 家を売る

その上 浮気

兄は 父を殴った

家族別居の始まりだった

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